COLUMNコラム

脳卒中予防!!知っておきたい5つのこと

その他

はじめに

皆さん、こんにちは。リハビリスタジオ群馬の吉田です。
今回は、脳卒中の危険因子について説明していきたいと思います。脳卒中とは、脳の血管の血流障害により、脳の機能が失われる病気を言います。その症状としては、運動麻痺や感覚障害、高次脳障害といった症状が生じることがあります。リハビリスタジオ群馬では、特に麻痺に対してのリハビリを中心に提供させていただいています。
脳卒中のことをしっかり理解することはとても大事です。しかし、脳卒中にならないように予防していくことも大事になります。今回は、脳梗塞や脳出血といった脳卒中にならないためには、どうしていけばよいかについて説明できればと思います。ぜひ、最後まで読んでいただき理解を深めていただければと思います。

脳卒中の危険因子

脳卒中の危険因子としては、高血圧・糖尿病・脂質異常症・心房細動・喫煙、禁酒が挙げられます。これらについて理解し管理や予防を行うことで脳卒中のリスクの軽減が図れてきます。

高血圧

ほとんどの人が聞き覚えのある言葉の高血圧。こちらは、脳卒中の危険因子の中でも最大と言われています。高血圧が続くと動脈硬化を起こし、血管が詰まる脳梗塞や血管が破れる脳出血となる恐れがあります。
家庭用血圧計で135/85mmHg 以上ですと、脳卒中のリスクが高まると言われています。血圧のコントロールは、適度な運動食事管理などでコントロールが可能な為、現在高血圧の方もしっかり管理を行い、血圧のコントロールを行うことをお勧めします。それでも、血圧が下がらない方は降圧剤の検討も考えなくてはいけません。

糖尿病

糖尿病により、血液がドロドロになるため血管が詰まりやすくなり脳梗塞のリスクは高まります。また動脈硬化にも影響し脳出血のリスクも高まります。薬物により血糖のコントロールを行っていても、脳卒中のリスクには直接は関係してきません。生活習慣で糖尿病になることが多い為、糖尿病の方はその他の合併症も含めてケアが必要になります。

脂質異常症

脂質異常症とは、血中のコレステロール値や中性脂肪値が高すぎる、あるいは低すぎる状態を言います。脳卒中のリスクとしては高すぎる状態の、高コレステロール血症が挙げられます。血中の脂質が高くなると動脈硬化を引き起こします。そのため脳梗塞・出血のリスクは高まります。血液データのLDLコレステロール値でも確認できます。
高コレステロールは主に生活習慣の改善が必要になります。生活習慣の改善でもLDLコレステロールが下降しない場合は、内服などの薬物療法の検討も考えなくてはなりません。

心房細動

心房細胞により、心原性脳塞栓症のリスクが高まります。
心原性脳塞栓症とは、心臓内にできた血栓が、脳に飛んで詰まる病気を言います。

喫煙・飲酒

喫煙は脳卒中の危険因子とされていますが、10年間の禁煙で非喫煙者と同程度まで減少すると言われています。
また、飲酒も脳卒中の危険因子とされています。しかし、少量の飲酒であれば、脳梗塞の発症リスクを下げるというデータも出ています。

まとめ

リハビリスタジオ群馬では、主に脳梗塞後遺症の麻痺に対してのアプローチを行っています。しかし、まずは脳梗塞や脳出血にならないための予防が一番大事になります。今は元気だけど、いつ発症するか分からないため、しっかり予防を図っておくことが大事になります。また、すでに一度、脳梗塞や脳出血を発症したことがある方も、再発症しないようにリハビリとともに予防も図ることは必要と考えられます。
当施設では、脳梗塞や出血の発症後のリハビリのサポートをさせて頂いています。リハビリにお困りの方は、無料体験も実施していますので、ご気軽にお問い合わせください。

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吉田 光希

この記事を書いた人

吉田 光希

施設管理者/理学療法士

平成31年に理学療法士国家資格を取得。同年から令和4年3月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院に勤務し、急性期一般病棟、回復期リハビリテーション病棟を経験しながら、主に脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・骨折・呼吸器疾患の患者様のリハビリに携わる。その間に脳卒中患者に対するHALの効果をリハビリ報告として学会で発表。その後も脳卒中後遺症に対するリハビリを中心に学ぶ。令和4年6月からリハビリスタジオ群馬に勤務。

■学会発表歴
令和02年
第28回日本慢性期医療学会 演題名:HALによる歩行訓練により、歩行能力が向上した症例
令和04年
第29回群馬県理学療法士学会 演題名:頚髄損傷患者へ対する歩行神経筋電気刺激療法装置ウォークエイド®を用いた自主練習の効果

■資格
理学療法士免許
登録理学療法士
日本理学療法士協会指定管理者(初級)
Formthotics Authorized Medical Advisor Course

■経験
急性期一般病棟  回復期リハビリテーション病棟