COLUMNコラム

知っておきたい!!脳梗塞後遺症の回復段階

その他

はじめに

皆さん、こんにちは。リハビリスタジオ群馬の吉田です。今回は脳梗塞後遺症の回復段階について説明していければと思います。脳梗塞に対して、早期からのリハビリというのが勧められています。早い段階からのリハビリにより、機能回復やその他の合併症予防に良いとされています。脳梗塞の回復において、急性期、回復期、慢性期と段階付けられることが多くあります。今回はこの3つの段階について説明させていただきます。ぜひ最後まで読んでいただき、知識を深めていただければと思います。

急性期

この時期でのリハビリは、早期の離床が必要になります。多くの機能障害をきたすため、臥床傾向になってしまうが、呼吸器障害や廃用症候群といった、合併症のリスクが高まるため、早期のリハビリが推奨されています。合併症だけでなく、もちろん今後の歩行能力やADLといったところにも関係してきます。
早期のリハビリには、このような利点がありますが、リスクもあります。再発の可能性や症状の悪化などのリスクもあるため、リスク管理を行ったうえでリハビリをする必要があります。

回復期

この時期では、症状の改善や生活機能の向上を高める時期になります。脳梗塞発症後3~6ヶ月まで続き、機能の改善が認められる時期でもあります。特に発症から3ヶ月以内に大幅な機能改善を認め、その後は緩やかに回復し、6ヶ月以降は横ばい状態(プラトー)になると言われています。回復期では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による集中的リハビリが行え、リハビリの効果が得やすい時期とされています。

慢性期

6ヶ月を過ぎた時期からとなります。この時期では、回復は緩やかになり、残存機能を活用した代償戦略や自立した生活を送るためのリハビリが中心になってきます。
しかし、6ヶ月を過ぎたからと言って回復しないわけではありません。近年では、集中的なリハビリを行うことで6ヶ月以降も運動機能の回復が継続するとされています。

慢性期での回復には何が必要か

上記にも述べたように、集中的なリハビリを行うことで運動機能の回復は認めます。しかし、現在の保険制度では慢性期での満足したリハビリ時間を確保するのは難しくなっています。適切なリハビリと量が必要になります。適切なリハビリとは、機能維持だけにとどまらず、麻痺に良いとされているリハビリだと考えれます。
リハビリスタジオ群馬では、保険外のリハビリにてサービスの提供をさせて頂いています。そのため、リハビリの時間の制限もなく満足したリハビリ時間の確保が可能となっています。また、麻痺に良いとされている、川平法やロボット療法を用いてリハビリの提供をさせて頂いています。そのため、慢性期での運動機能の回復に必要なリハビリの提供が可能となっています。

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ロボットスーツHAL®
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川平法

まとめ

脳梗塞の回復過程には、急性期、回復期、慢性期とあります。早期からのリハビリは重要であり発症から3ヶ月の間に、急速な回復を迎え、6ヶ月を境にプラトーとなります。しかし、6ヶ月以降の慢性期でも、集中的なリハビリを行うことで運動機能の回復が望めます。
リハビリスタジオ群馬では、保険外のリハビリでサービスの提供をさせて頂いています。時間や制限だったりのしがらみはなく、充実の内容と量でリハビリの提供をさせて頂いています。退院後のリハビリの選択肢として考えていただければと思います。
リハビリにお困りの方は、無料体験も実施していますので、ご気軽にお問い合わせください。

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吉田 光希

この記事を書いた人

吉田 光希

施設管理者/理学療法士

平成31年に理学療法士国家資格を取得。同年から令和4年3月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院に勤務し、急性期一般病棟、回復期リハビリテーション病棟を経験しながら、主に脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・骨折・呼吸器疾患の患者様のリハビリに携わる。その間に脳卒中患者に対するHALの効果をリハビリ報告として学会で発表。その後も脳卒中後遺症に対するリハビリを中心に学ぶ。令和4年6月からリハビリスタジオ群馬に勤務。

■学会発表歴
令和02年
第28回日本慢性期医療学会 演題名:HALによる歩行訓練により、歩行能力が向上した症例
令和04年
第29回群馬県理学療法士学会 演題名:頚髄損傷患者へ対する歩行神経筋電気刺激療法装置ウォークエイド®を用いた自主練習の効果

■資格
理学療法士免許
登録理学療法士
日本理学療法士協会指定管理者(初級)
Formthotics Authorized Medical Advisor Course

■経験
急性期一般病棟  回復期リハビリテーション病棟