COLUMNコラム

ロボットリハビリ!メディカルケアピットとは!?国内3台目の導入機器を公開!!

その他

リハビリスタジオ群馬の高草木です。
本日は当施設に導入されている国内導入3台目の最新歩行支援機器であるメディカルケアピットについてご紹介していきます!
最適かつ安全な歩行トレーニングをサポートしてくれる機器となっていますので、お読みいただけると幸いです!

メディカルケアピットとは!?
メディカルケアピットはCYBERDYNE社によって開発された免荷式トレッドミルの機器です。通常の免荷式トレッドミルは左右の免荷が同時に制御されていますが、こちらの機器は左右独立した免荷構造(体重を支えてくれる機能)により、様々な動きをサポートしてくれます。身体の傾きを検知して、自動的に体重のサポート量を調整します。また揺れ、ねじれを検知し、体がまっすぐになるように自動的に調整をしてくれるため、理想的な歩行練習が可能となります。HALと併用することで、効率的なリハビリを実現します。車椅子のまま乗り入れることができ、立った状態でHALの装着と調整ができるため、スムーズに訓練に移行できます。重度の障害や介助量が多い方でも安心・安全に理想的な歩行練習を支援することができます。

メディカルケアピットの4つの特徴
➀楽々乗り入れ
車椅子のまま乗り入れすることができ、準備の時間短縮と移乗の負担が軽減できます。
➁立位での装着がスムーズ
立位姿勢が困難な方でも、立った状態でHALの装着が可能となり、調整も簡単に完了します。
➂左右独立した免荷制御
左右独立した免荷制御のため、歩行中の体幹の揺れやねじれを調整できます。
➃離れていても目が行き届く
ロボット化免荷制御やタブレットでのモニタリングにより、利用者様の情報や状態が分かりやすくなります。
(引用元:メディカルケアピットカタログ

メディカルケアピットの免荷の特徴
➀歩行中に大きく体幹が傾いた場合
左右独立駆動のため、傾いた側の免荷量を自動的に増加させ、傾きを補正します。
➁歩行中に大きく体幹が落ち込んだ場合
元の位置になるように免荷量を自動的に増加させ、落ち込みを補正します。
(引用元:メディカルケアピットカタログ

歩行トレーニング・免荷式トレッドミルの効果
脳卒中治療ガイドライン2015【追補2019】において歩行障害に対するリハビリテーションの項目で、歩行や歩行に関連する下肢訓練の量を多くすることは、歩行能力の改善のために強く勧められる(グレードA)、トレッドミル訓練は歩行可能な脳卒中患者の歩行速度や耐久性を改善するので勧められる(グレードB)と推奨度が高くなっています。(参考文献:脳卒中治療ガイドライン2015【追補2019】
上記のトレーニングの推奨は対象の方の特性等、条件はあるものの、メディカルケアピットとHAL®を使用することで十分な歩行量の確保でき、かつ軽度~重度の障害の方まで幅広く安全かつ効率的に歩行トレーニングが実施できます。

当施設の活用事例
こちらをご覧ください!!!

まとめ
メディカルケアピットは最新機器であり、左右独立型の免荷構造となっているため、利用する方に合わせたサポートをすることができ、かつ安全性も高い機器となっています。当施設は通常の歩行トレーニングとHAL®を併用したトレーニングを行うことが、歩行の改善をサポートします。軽度の歩行障害の方では、現在の歩行速度の改善を目指すことができます。また中等度から重度の歩行障害の方では歩行の再獲得や歩行の自立度の改善を目指すことができます。このブログだけではわからないこともあるかと思いますので、お問い合わせおよび体験をお待ちしております。

お問い合わせはこちらから
ホームページ→前橋・高崎で脳梗塞・脳出血の後遺症改善を目指すリハビリスタジオ群馬
お電話→027-225-2377
メール→[email protected]

髙草木 信太朗

この記事を書いた人

髙草木 信太朗

理学療法士/脳卒中認定理学療法士

平成25年に理学療法士国家資格を取得。同年から令和4年3月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院で勤務し、障害者一般病棟・外来リハビリ、回復期リハビリテーション病棟、訪問リハビリなどを経験しながら、主に脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に日本理学療法士協会の認定資格である脳卒中認定理学療法士を取得し、脳卒中後遺症に対するリハビリを中心に学ぶ。令和4年4月からリハビリスタジオ群馬に勤務。