退院=リハビリ終わり? 本当の改善はその先にある

はじめに
このコラムは以下のような方に向けて書かれています:
・脳卒中・脊髄損傷などの後遺症で退院後も改善を望む方
・リハビリに意欲はあるが、現状に物足りなさを感じている方
・ご家族として「もっと良くならないか」とお考えの方
このコラムを読むことで、
・退院後もリハビリによって機能回復が可能であること
・脳の可塑性(かそせい)という科学的根拠に基づいた希望
・自費リハビリや最先端の支援技術(HAL・BMI)の選択肢
を知ることができ、「諦めなくてもいい」という前向きな一歩を踏み出すきっかけになります。
「退院したから、もうリハビリは終わり?」そんな風に思っていませんか?
実はそれ、リハビリにおける“最大の誤解”かもしれません。
脳卒中や脊髄損傷などの疾患を経て退院した方の多くが、「もうこれ以上は良くならないのでは」と感じてしまいます。しかし、退院は“終わり”ではなく、“回復の第2章”のスタート地点。
このコラムでは、なぜ退院後のリハビリが重要なのか、そしてどのような可能性がその先に広がっているのかをご紹介します。
病院でのリハビリは毎日リハビリを多く受けられる
入院中のリハビリでは、専門職による個別対応のもと、一日複数回リハビリを受けることができます。
場所にもよりますが「しっかりリハビリしてもらえた」と感じる方が多いのもこの時期です。
ただし、その“充実したリハビリ”が終わったあと──
いわゆる退院後には、生活環境やリハビリの形態が大きく変わります。
・セラピストと関わる時間が極端に短くなる
・自主練習への依存が増える
・一人では正しい運動が継続しにくくなる
結果として、「これ以上良くならないのでは…」と感じてしまうのです。
改善が止まった?それとも“環境”の問題?
退院後、通所リハや訪問リハに移行する方も多いですが、
・セラピストと1対1で関われる時間が限られている
・十分な運動量が確保しづらい
・集団プログラム中心で個別性に欠ける
・神経系疾患に特化したセラピストを“選ぶ”ことができない
という声も聞かれます。
実際、保険制度の中では「担当を選ぶ」という行為自体が難しく、
脳卒中や脊髄損傷といった神経リハビリを得意とする専門職に継続的に担当してもらうのは、現実的には困難です。
「もうこれ以上は変わらないのでは…」と思ってしまうのは、本人の努力不足ではなく、“環境”の問題である場合が多いのです。
退院後、通所リハや訪問リハに移行する方も多いですが、
セラピストと1対1で関われる時間が限られている
十分な運動量が確保しづらい
集団プログラム中心で個別性に欠ける
という声も聞かれます。
「もうこれ以上は変わらないのでは…」と思ってしまうのは、本人の努力不足ではなく、“環境”の問題である場合が多いのです。
諦めるのはまだ早い ~脳は変われる~
近年の研究では、脳には「可塑性(かそせい)」があることが明らかになっています。
これは、たとえダメージを受けた脳でも、訓練によって別の神経経路が補完し、機能が改善していく可能性があるということです。
つまり、“諦めなければ変われる”ということ。
この回復力を引き出すには、継続的かつ適切な刺激(運動・学習)が必要不可欠です。
自費リハビリという選択肢
「もっと動かしたい」「今の生活をもっと自立したものにしたい」
そんな想いを叶えるために、自費リハビリという選択肢があります。
■ 特徴:
時間・内容ともに自由度の高いリハビリ
専門職が1対1で対応
保険外だからこそ、制限に縛られない
■ 当施設の事例:
【Before】退院時は車椅子生活だった方
【After】自費リハビリを継続し、杖で家の中を歩けるように
これは特別なケースではありません。適切な環境と支援があれば、誰にでも“可能性”はあるのです。
最先端のサポートも活用できる
当施設では、脳の信号を読み取って動作を補助する「BMI」や、下肢の動作を支援する「HAL」など、先端機器を活用したリハビリも導入しています。
BMI(ブレイン・マシン・インターフェース):脳の「動かしたい」という意思を信号として捉え、手の運動をサポート
HAL(ロボットスーツ):下肢に装着し、立ち上がりや歩行をアシスト
これらは、従来のリハビリだけでは難しかった“再学習”や“運動の質の向上”に効果を発揮します。
まとめ ~「ここから先」が本当の勝負~
退院後の生活は、リハビリにとって本当の意味での“スタート”です。
「もうよくならないかも」と感じるその先に、まだ改善のチャンスが残されているかもしれません。
大切なのは、正しい知識と、あきらめない気持ち、そして伴走してくれるリハビリのプロです。
もし今、
「退院してから変化がない」
「もっと良くなりたいと思っている」
「今のリハビリに物足りなさを感じる」
そんな方は、一度“新しいリハビリ”を体験してみませんか?
トライアル導入中BMIについてのサイトはこちらから!!
川平法やHAL®を体験してみたい方!
無料体験はコチラ
LINEの友だち登録をしていただくと、お役立ち情報の配信をお知らせします!
LINEの友だち登録はコチラ
また、改善事例や動画もたくさん公開していますのでご覧ください!
改善事例・動画はコチラ

この記事を書いた人
令和2年に理学療法士国家資格を習得。同年から令和6年12月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院、介護老人保健施設たまむらで勤務し、回復期リハビリテーション病棟、老健通所リハビリを経験しながら、主に脳梗塞、脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に神経領域の学術大会・研修会に参加し、神経疾患に対するリハビリを中心に学ぶ。令和7年1月からリハビリスタジオ群馬に勤務。