COLUMNコラム

脳の可塑性

その他

はじめに

皆さんこんにちはリハビリスタジオ群馬の大山です。今回は脳の可塑性とは?という内容を説明していきます。
脳卒中などにより脳の特定の部位に障害が起こるとその部位のが担っている機能が障害されます。また、脳は様々なネットワークを構築しているため高次脳機能障害などの複数の障害が出現することもあります。しかしリハビリによって障害が改善することがあります。この改善には体内の様々な要因が影響していますがその1つに脳の可塑性が挙げられます。
脳の可塑性とは経験や学習によって神経の繋がりが強くなったり弱くなったりすることを指します。脳卒中により脳が損傷されたあと、損傷された神経の繋がりが弱くなってしまいます。しかし障害された部位とは他の部位の繋がりが強くなり損傷された部位の機能を補うような変化が出ます、これを脳の可塑性といいます。
今回は脳の可塑性がどのように起こるのか、また可塑性を促すにはどうすればよいのかを説明していきます。

脳の可塑性

脳の可塑性は脳の中の様々な構造で生じますが今回はシナプスという局所的な変化についてと脳の再構築という脳全体の変化について説明していきます。

シナプスの変化

シナプスとは神経細胞同士が情報をやり取りするための接続部分です。例えば手を動かそうと脳で考えてから実際に手が動くまでに多数のシナプスを経由して電気信号が送られています。
脳には普段は使われていないシナプスが存在しています。これらは経験や学習等で活性化され使われるようになると言われています。
神経が損傷され、そのシナプスの活動が低下すると、元々活動していなかったシナプスが活発になり機能回復を起こす可能性があると言われています。
また、損傷したシナプスの近くのシナプスから新たな神経が伸び、損傷したシナプスに繋げる変化が起きます。
これらのシナプスの小さな変化に加え脳全体でも変化が生じます。

脳の再構築

脳の中の大脳皮質と呼ばれる部位は脳の表面に広がるところで前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉と呼ばれているところです。機能としては感覚情報の処理、運動の制御、言語や感情等、高次な機能を司るところです。
この大脳皮質が損傷されたとき、近くの損傷されていない余裕のある部位が損傷した部位の機能を代わりに行う変化が生じます。
これらの脳全体の変化によって動かしにくくなった手や足が動くようになったり、歩行などの動作が行えるようになったりする1つの要因となっています。

脳の可塑性を利用して手足の動きを良くするためには

これらの脳の可塑性はリハビリ等の運動により良好な刺激を十分受けることで促進されていきます。
脳の可塑性を促し、麻痺をした手や足の動きを良くする。または歩行などの動作を行えるようになるには適切な運動療法と十分な量が必要です。またリハビリだけでなくご自身での自主練習もとても大切です。リハビリスタジオ群馬では質の高いリハビリを時間をかけて行うことができ、自主練習の指導も行っています。ぜひ無料体験をお問い合わせください。

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