COLUMNコラム

第5回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院前に相談しておくことで得られる3つのメリット

その他

これまでのコラムでは、
退院後に起こりやすい変化や、リハビリの選択肢、そして保険外(自費)リハビリについてお伝えしてきました。
第1回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院後にリハビリが続かなくなる理由とは
第2回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院後に動きが落ちてしまう人の共通点
第3回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院前に考えておきたいリハビリの選択肢
第4回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|保険外(自費)リハビリとは何か?どんな人に向いているのか
その中で、

「相談は、退院してから考えればよいのではないか」
「今は目の前のリハビリに集中したい」

そう感じている方も多いのではないでしょうか。

実際、多くの方は最初、そのように考えています。
しかし、退院後の様子を見てから
「もう少し早く相談しておけばよかった」と話される方も少なくありません。

今回は、退院前に相談しておくことで得られる3つのメリットについてお伝えします。

今の状態と今後を、専門職と一緒に整理できる

回復期リハビリ病棟に入院している今は、専門職による評価を受けながら、日々リハビリに取り組んでいる時期です。

この時期は、自分では気づきにくい動作の癖や、今後注意したいポイントについても、客観的に整理しやすい状態にあります。

相談の場では、理学療法士や作業療法士などの専門職から、現在の状態や回復の見通しについて、具体的な助言を受けることができます。

そのため、「今どこまでできているのか」「これから何を大切にすべきか」が、より明確になります。
専門職と相談の画像

退院後の生活を具体的にイメージできる

退院前に相談をすることで、退院後の生活をより現実的に考えるきっかけが生まれます。

自宅内での移動や入浴、外出、通院など、日常生活で不安になりやすい場面についても、一つずつ確認していくことができます。

こうした準備があることで、退院後に「思っていたのと違った」と感じる場面を減らすことができます。
イメージしている画像

家族と情報を共有し、安心して準備できる

退院後の生活では、ご本人だけでなく、ご家族の理解や協力が必要になる場面も少なくありません。

相談の機会を通して、現在の状態や今後の見通しを共有することで、ご家族も安心して支援しやすくなります。

「どう関わればよいか分からない」という不安も、早い段階で整理しやすくなります。
家族との相談画像

相談は「考えるきっかけ」として活用されています

実際には、多くの方が、
「すぐに何かを決めるため」ではなく、「一度整理するため」に相談されています。

話をしながら考えがまとまり、その後の選択につながっていくケースも少なくありません。

相談は、将来を考えるための一つのきっかけとして、自然に活用されていることが多いのです。

退院前という時期を、大切にしてみてください

回復期入院中の今は体調が比較的安定し、落ち着いて考えられる貴重な時期です。

退院後は生活の変化で忙しくなり、自分のことを考える時間が取りにくくなることもあります。

だからこそ、この時期を活かして、少しだけ先のことを考えてみることには、大きな意味があります。

次回は、
「実際の相談や体験では、どんな流れで進むのか」について、
具体的にご紹介します。

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大山 直人

この記事を書いた人

大山 直人

令和2年に理学療法士国家資格を習得。同年から令和6年12月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院、介護老人保健施設たまむらで勤務し、回復期リハビリテーション病棟、老健通所リハビリを経験しながら、主に脳梗塞、脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に神経領域の学術大会・研修会に参加し、神経疾患に対するリハビリを中心に学ぶ。令和7年1月からリハビリスタジオ群馬に勤務。