COLUMNコラム

第4回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|保険外(自費)リハビリとは何か?どんな人に向いているのか

その他

こちらのコラムでは回復期入院中の方へ向けての情報を全8回に分けて発信していきます!
第1回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院後にリハビリが続かなくなる理由とは
第2回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院後に動きが落ちてしまう人の共通点
第3回 回復期リハビリ病棟に入院中の方へ|退院前に考えておきたいリハビリの選択肢
これまでのコラムでは、退院後に起こりやすい変化や、リハビリの選択肢についてお伝えしてきました。
その中で、
「保険外(自費)リハビリって、実際にはどんなものなのだろう」
「自分には関係があるのだろうか」

と感じている方もいるのではないでしょうか。

今回は、保険外リハビリについて、できるだけ分かりやすく整理してお伝えします。

保険外(自費)リハビリとは

保険外リハビリとは、医療保険や介護保険を使わずに、自己負担で受けるリハビリのことです。

保険制度の枠に縛られないため、時間や回数、内容を比較的自由に設定できる点が特徴です。

回復期リハビリ病棟では、制度の中で集中的なリハビリを受けることができますが、退院後はどうしても制限が多くなります。

その制限を補う役割として、保険外リハビリが利用されるケースがあります。

保険内リハビリとの違い

保険内リハビリは、生活を安定させることや安全を守ることを主な目的としています。

そのため、内容はどうしても「維持」「管理」が中心になりやすくなります。

一方、保険外リハビリでは、「もう一段階の回復を目指す」「苦手な動作を重点的に練習する」といった個別の目標に合わせた取り組みがしやすくなります。

どちらが良い・悪いということではなく、役割が違うと考えると分かりやすいでしょう。

どんな人に向いているのか

保険外リハビリは、すべての方に必要なものではありません。
しかし、次のような思いを持っている方には、向いている場合があります。

「退院後も、できるだけ今の状態を伸ばしたい」
「まだ良くなる可能性を感じている」
「苦手な動作を集中的に練習したい」

こうした思いがある方にとって、保険外リハビリは一つの有効な選択肢になります。

実際にはどんなことを行うのか

保険外リハビリの内容は、施設によって異なりますが、多くの場合、最初に現在の状態や目標を丁寧に確認します。

その上で、

歩行やバランスの練習

日常動作の改善訓練

体力や持久力の向上

自主トレーニングの指導

などを、マンツーマンで進めていきます。

回復期で取り組んできた内容を土台にしながら、
「生活の中で使える動き」に仕上げていくことが目的です。

「無理に使うもの」ではありません

ここで大切なのは、
保険外リハビリは「必ず使わなければならないもの」ではないという点です。

保険内のリハビリだけで十分に生活できる方も多くいますし、それが最適な選択である場合もあります。

保険外リハビリは、必要だと感じた方が、必要な期間だけ利用するものです。

無理に勧められて使うものではありません。

相談は「情報を知るため」でも構いません

「相談したら、利用しなければならないのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。

しかし実際には、情報を知るためだけの相談でも問題ありません。

自分の場合、どんな選択肢が考えられるのか。どのくらいの期間や内容が適しているのか。

こうしたことを整理するために、相談を活用することも一つの方法です。

次回予告

次回は、
「退院前に相談しておくことで得られるメリット」について解説します。

いつ、誰に、どのように相談するとよいのか。
具体的なタイミングや考え方をお伝えします。

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大山 直人

この記事を書いた人

大山 直人

令和2年に理学療法士国家資格を習得。同年から令和6年12月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院、介護老人保健施設たまむらで勤務し、回復期リハビリテーション病棟、老健通所リハビリを経験しながら、主に脳梗塞、脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に神経領域の学術大会・研修会に参加し、神経疾患に対するリハビリを中心に学ぶ。令和7年1月からリハビリスタジオ群馬に勤務。