COLUMNコラム

暑さを乗り切る!熱中症対策について

その他

はじめに

 みなさん、こんにちは。リハビリスタジオ群馬の竹田です。温暖化を背景として、運動時や日常生活での熱中症の発生が多くなってきています。熱中症になると、熱射病、日射病、熱けいれん、脱水症などの症状が出現します。重度の熱中症になってしまうと、中枢神経障害などの後遺症が残る場合があり、非常に危険です。今回は、暑い夏を乗り切るために熱中症対策についてご紹介します。最後まで読んでいただけると、嬉しいです。

休憩と水分・塩分補給

 熱中症の生理的要因は「過度な体温上昇」と「脱水」です。高体温、脱水は高温環境下での運動時に発生しやすいです。脱水状態になると初期症状として、運動能力の低下が起こります。そのため、パフォーマンスが低下してきた場合には熱中症を回避するために、水分・塩分補給を行いましょう。また、高温環境下での活動の際にはこまめに休憩をとることが勧められています。

身体冷却

 高体温、脱水を未然に防ぐには、身体を冷却して高体温を阻止することが効果的であるとされています。身体冷却の方法としては、シャワーや冷水浴、氷嚢や冷却タオルなどを使用することがおすすめです。運動中の急激な身体冷却では、皮膚血流による熱放散を一時的に減少させてしまうため、体温上昇が伴ってしまう場合があることがわかっています。そのため、身体冷却は運動中に継続的に行うことが効果的であるとされています。また、身体冷却はタイミングだけではなく、冷却部位も重要となります。頭部、頚部など上半身への冷却は全身の冷却と比較しても高い効果がみられています。タイミング、冷却部位は注意しながら行いましょう。

暑熱順化

 高温環境下で運動を行う際には、暑さに慣れること(暑熱順化)が熱中症対策のひとつとなります。暑さに慣れている人は慣れていない人と比較して、高温環境下での運動能力が高く、熱中症のリスクも少ないことがわかっています。暑熱順化をするためには暑い環境で運動を行い、発汗や皮膚血流量を増加させ、熱放散を増やす必要があります。近年では、週4回程度の運動と終了後にたんぱく質や糖質を含む乳製品を摂取することが勧められています。しかし、トレーニングによる暑熱順化はトレーニングを中止してしまった場合、実施期間と同程度の日数が経過するとトレーニング前に戻ってしまうことがわかっています。そのため、暑熱順化を維持するためには継続的なトレーニングが必要不可欠となります。

まとめ

 いかがだったでしょうか。今回のコラムでは熱中症対策についてお話させていただきました。気温の高い日が続くと、外出することが難しく活動量も低下しやすいです。自宅内でできる体操などを積極的に行いましょう。こまめな休憩と水分・塩分補給も忘れずに!リハビリスタジオ群馬では脳梗塞後遺症の方を中心にリハビリを提供しています。無料体験も行っているので、ぜひともお問合せください!

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竹田 圭佑

この記事を書いた人

竹田 圭佑

群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院、介護老人保健施設たまむらで勤務し、回復期リハビリテーション病棟、障害者一般病棟・外来リハビリ、老健入所リハビリを経験しながら、主に脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に神経領域の学術大会・研修会に参加し、脳卒中後遺症に対するリハビリを中心に学ぶ。令和6年4月からリハビリスタジオ群馬に勤務。