COLUMNコラム

手のリハビリについて

その他

はじめに

こんにちは!!リハビリスタジオ群馬の大山です。今回は脳卒中の手のリハビリについて話していきたいと思います。
手は道具を使用することやジェスチャーなどコミュニケーションに使ったりととても役割の多い体の部位になります。そのため手は細かな動作が必要だったり手の形もバラエティーに富んだ動きが必要であるため神経学的にも複雑な構造となっています。
今回はそんな手のリハビリをする上でどのようなことが重要なのかを説明していきます。

手のリハビリで重要な要素

課題指向型の練習

 単に手を伸ばしたり曲げたりする練習を行うときと物品が前方に置いてありその物品をとるように手を伸ばす運動とでは脳の活動が異なります。また、手の運動は目的のある動作の練習を実施したほうが効果が高いと言われています。そしてその動作を分解しどの運動がうまく行えてないかを分析してそこの部分練習を実施することが動作獲得の上で重要です。例えばコップの水を飲む動作を考えるとコップに手を伸ばす、コップを握る、口もとにコップを持っていくと分けることができ、コップに手を伸ばす動作は肩を上げ、肘を伸ばし、手を広げる等、さらに動作を細かく関節・筋肉事に分けることができます。この分けた中でどこが苦手なのかを分析し苦手なところを練習することが大切です。また、課題の難易度も環境やセラピストのアシスト量、方法も調節し不適切な動作が出ない範囲で運動を行うことが必要です

反復

 反復して練習を行うことは神経の可塑性を促す上でとても重要です。麻痺側の手は役割を失い、日常生活で使用されなくなってしまうことが多くあります。使用されていない手は機能を低下させさらに使用できない手になってしまう、このような悪循環になりやすいです。訓練時間も重要ですが、日常生活で麻痺側の手をより多く使える環境や設定が重要になります

集中した練習・量

リハビリにおいて開始のタイミングと期間は機能回復に大きく影響します。リハビリは発症から早く介入を行えた方が介入成績が良いと言われています。そしてよりたくさんの練習量が確保されていた方が改善の期待は高くなります。しかしただ単に量を増やすのではなく、運動の質が伴っていなければ誤学習と言って悪い運動を身に着けてしまう可能性もあります。そのためリハビリは個別性に配慮して期間や量を決めていく必要があります

豊富な刺激環境

リハビリの課題は対象者の方に対して新しい刺激が重要です、興味を持つことができ、リハビリの意欲を高められることが大切です。そのため課題指向型の練習と繋がりますが、達成したい動作を目標として、その動作の要素も入っているけれども難易度の低い動作をいくつか挙げて練習できるとより目新しさがでて目標達成の難易度も下がりモチベーションの向上にも繋がります。また、脳に豊富な刺激が入る環境は神経可塑性や運動機能の回復に非常に良好なため新しい刺激を積極的に取り入れていきましょう。

まとめ

手のリハビリは、課題指向型の練習、反復した練習、集中した練習と量、豊富な刺激環境が重要であると説明しました。リハビリスタジオ群馬では麻痺の改善に向けて適切な難易度設定、環境、姿勢や運動、練習量を提供しています。また、ご自宅での自主練習も機能改善には重要です。自主練習の指導も実施しています。
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