幸せホルモン セロトニンについて
はじめに
皆さんこんにちは。リハビリスタジオ群馬の吉田です。今回は、セロトニンについて説明していきたいと思います。「幸せホルモン」ともいわれるセロトニン。実際はどのようなホルモンなのか、またどうしたらセロトニンを増やすことができるのかについて説明していきます。最後まで読んでいただき理解を深めていただければと思います。
セロトニンとは
セロトニンは脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情のコントロール、神経の安定に深く関わっています。また、分泌されると幸せな気分を感じやすくなるため「幸せホルモン」と呼ばれています。さらには、抗不安剤や食欲調整、鎮痛作用としての働きもあります。その他にも、快眠に関与したり、緊張などのストレスに関与したりと働きは多くあります。
快眠に関しては、セロトニンが日中に活発に働くと、快眠を得られやすくなります。寝起きで頭がボーっとするのもセロトニンの不足が原因となります。いい身体づくりは睡眠が大切です。身体づくりのためにもセロトニンは非常に重要になってきます。
では、そんなセロトニンの分泌をどのように増やすことができるのか説明していきます。
セロトニン分泌の増やし方
まず、セロトニンが不足する大きな理由に日光・運動・スキンシップの欠乏があります。つまり逆のことを行えばセロトニンが増えるとされています。
朝日を浴びる
セロトニンは朝日を浴びると分泌が促進されます。朝起きて、朝日を浴びないと頭がボーっとしたままになり、その日の生産性が下がってしまいます。そのため、起床後はカーテンを開け積極的に朝日を浴びることが大事になってきます。また、曇っていても効果はあるため、毎日習慣づけることでセロトニンの分泌を促せます。
運動
運動を行うことも大事になります。この運動とは「リズム運動」となり、歩行やそしゃく、深呼吸といった運動を指します。また運動時間は5~30分程度行うことが望ましいです。ウォーキングでしたら、朝日を浴びながら行うことによりセロトニンの分泌を促せるのでオススメです。ジムでのウォーキングも運動としては良いのですが、テレビなどに集中が行ってしまう環境よりは屋外での歩行をオススメします。
スキンシップ
人と接することでもセロトニンは分泌されます。現代社会では、パソコンやスマホの使用時間が増え、人と接する時間は少なくなっています。友達とカフェでお茶をするなどでもセロトニン活性になります。
食事
大豆や乳製品、肉や魚などを取ると良いと言われています。また同時にビタミンB6やマグネシウム、亜鉛なども摂取すると良いとされています。さらに食事ではそしゃくもするため、よく噛んで食べるのが望ましいです。
まとめ
「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンですが、そのホルモンを分泌するには、日光・運動・スキンシップが大事になってきます。どれも日常の中で取り入れやすいことでセロトニンの増加が図れます。
身体の健康を保つには心も健康でいなくてはなりません。心の健康のためにも、セロトニンを増やす生活を心がけてみてはいかがでしょうか。
リハビリスタジオ群馬では、主に脳梗塞後遺症の麻痺に対してのアプローチを行っています。その他の症状に対してもリハビリの提供をさせて頂いていますので、ご興味ある方はぜひお問い合わせください。無料体験も実施しています。
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この記事を書いた人
施設管理者/理学療法士
平成31年に理学療法士国家資格を取得。同年から令和4年3月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院に勤務し、急性期一般病棟、回復期リハビリテーション病棟を経験しながら、主に脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・骨折・呼吸器疾患の患者様のリハビリに携わる。その間に脳卒中患者に対するHALの効果をリハビリ報告として学会で発表。その後も脳卒中後遺症に対するリハビリを中心に学ぶ。令和4年6月からリハビリスタジオ群馬に勤務。
■学会発表歴
令和02年
第28回日本慢性期医療学会 演題名:HALによる歩行訓練により、歩行能力が向上した症例
令和04年
第29回群馬県理学療法士学会 演題名:頚髄損傷患者へ対する歩行神経筋電気刺激療法装置ウォークエイド®を用いた自主練習の効果
■資格
理学療法士免許
登録理学療法士
日本理学療法士協会指定管理者(初級)
Formthotics Authorized Medical Advisor Course
■経験
急性期一般病棟 回復期リハビリテーション病棟