脳と手をつなぐBMIリハビリ最前線

リハビリを頑張っても動かない――そんなあなたへ
脳卒中により麻痺の症状がでて「手を動かそうとしても、思うように動かない」、そのようなお悩みのある方、毎日リハビリを続けているのに、「変化が感じられない」「このまま動かないままなのかもしれない」と不安を感じる。特に発症から時間が経過した“慢性期”では、そう感じる方が少なくありません。
しかし、そのような悩みを抱えるあなたにこそ、脳の力をもう一度引き出すという新しい方法があります。それが、最先端リハビリである「BMI」です。リハビリスタジオ群馬では、BMI(ブレイン・マシーン・インターフェース)を導入し、上肢麻痺に対する新たなアプローチを行っています。
脳と手をつなぐテクノロジー ― BMIとは?
BMIとは「Brain Machine Interface(ブレイン・マシン・インターフェース)」の略で、脳から手を動かそうとする信号を読み取り、その信号をもとに機械(装具)が動く、つまり「脳が動かそうとする意志」を可視化し、再教育する仕組みです。
頭部のセンサーで、手や指を動かそうとしたときに発生する脳信号をキャッチ。
モニターに信号の変化を表示し、利用者が「自分の意図が形になった」と実感できます。
同時に、手・指に装着した装具が電気刺激やモーターで動作をフィードバックします。
この「脳からの意図→手の動作→手からの感覚を脳に伝える」というサイクルを繰り返すことで、脳と手の神経ネットワークが再び活性化します。つまり、脳と手の再接続を目指すリハビリなのです。
実際のトレーニングの流れ
1. カウンセリング
発症からの経過、手・指の動きの状態、そして「指が動くようになりたい」「箸を使いたい」などの目標を共有します。
2. センサー装着
椅子に座り、頭部にヘッドセット型センサーを装着。次に手・指に専用装具をつけます。違和感の少ない設計なので、リラックスした状態で実施できます。
3. トレーニング開始
セラピストがモニターに映る脳反応を見ながら、手を動かそうと「する意識」を繰り返し行います。「脳が反応した」「装具が動いた」――その瞬間が、回復への第一歩です。
BMIリハビリはおおよそ1時間程度、その後従来の麻痺側上肢のリハビリで手を動かしていきます。
4. 定着へ
セラピストの指導のもと、意図をもって動かす訓練を繰り返し、少しずつ自分の手で動かせる感覚を育てていきます。
BMIリハビリと従来のリハビリの相乗効果
「自分の意思で動かす」経験ができる
BMIは、脳の意図を活用した能動的リハビリ。動かしてもらうのではなく、自分で動かす成功体験が脳を活性化します。
従来リハビリとの併用で相乗効果
通常のリハビリや筋トレに加えて行うことで、脳と筋の協調性を高め、より自然な動作の回復が期待できます。
あきらめない回復 ― その一歩を応援します
「あきらめかけていた手の動きも、脳とつながりを反復練習することで改善をサポートします」。
技術が進化した今だからこそ、もう一度“動かす喜び”を取り戻すチャンスがあります。
リハビリスタジオ群馬では、あなたのもう一歩を応援します。
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この記事を書いた人
令和2年に理学療法士国家資格を習得。同年から令和6年12月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院、介護老人保健施設たまむらで勤務し、回復期リハビリテーション病棟、老健通所リハビリを経験しながら、主に脳梗塞、脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に神経領域の学術大会・研修会に参加し、神経疾患に対するリハビリを中心に学ぶ。令和7年1月からリハビリスタジオ群馬に勤務。