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麻痺改善に川平法!脳梗塞・脳出血後遺症の麻痺を改善させる3つのポイント!!

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リハビリスタジオ群馬の高草木です。
本日は川平法(促通反復療法)について解説していきます。
川平法とは脳梗塞・脳出血・脊髄損傷等の病気や怪我によって手足の動かしにくさが生じている方へ適切な動かし方を誘導しながら、その動きを繰り返し行い、手足の動きの再獲得を図る方法です。今回は動かしにくさの原因、川平法の詳細、当施設でできることをお伝えできればと思います。

➀脳梗塞後遺症の運動麻痺とは??
脳梗塞・脳出血発症後に手足が動かなくなる、動かしにくくなる症状で、通常は損傷した脳の反対側の手足(右側の脳梗塞なら左半身、左側の脳梗塞なら右半身)に片麻痺という症状が出現します。損傷した脳の場所により、麻痺の程度や部位も異なり、人それぞれ多様な症状となります。また回復過程も様々であり、急激に改善する場合や時間をかけてゆっくりと改善する場合もあります。

➁運動麻痺はどうして起こる??
脳には運動を司る場所や神経回路があり、脳からの命令によって手足を動かすことができます。脳梗塞や脳出血により運動を司る場所や神経回路が損傷すると運動麻痺が出現します。これは脳梗塞や脳出血の大きさではなく、損傷した場所が運動を司る場所か、また運動を制御する神経回路かによって麻痺の出現や重症度に関わってきます。

➂川平法ってなに??
促通反復療法『川平法』とは2005年に鹿児島大学名誉教授の川平和美先生が開発した治療法で、おもに脳卒中の運動麻痺に対する治療です。発症から6か月以降の脳卒中による運動麻痺は機能回復が困難と言われてきました。しかし脳科学の進歩により、脳の一部が損傷しても損傷を免れた部位が、損傷した部位の役割を代行する能力、可塑性があることが明らかとなりました。その可塑性に着目し、麻痺した手足を施術者が促通操作して、利用者に意図した運動を実現・反復してもらい、その反復で脳から脊髄までの神経回路の再建・強化を行います。

➃麻痺を改善させる3つのポイント!!
1.促通操作による神経路の指定
反射や手技を用いて興奮させる神経路を指定する。(手の指を伸ばす、肘を伸ばす、つま先を上げるなど)

2.目標の神経路を最大限興奮させる
損傷した神経路に対して興奮水準を整えるウォーミングアップの実施。(電気刺激や振動刺激を利用する)

3.意図した運動の実現と反復
1、2を実施したのちに運動指示と促通操作を行い、利用者の目標の運動を用意に実現し、100回以上の反復を行う。

利用者に過剰な試行錯誤をさせないリハビリの直接作用として川平法(促通反復療法)は目標の神経路の興奮を図ることができ、間接作用として電気・振動刺激は神経路の興奮水準の調整を行うことができます。直接・間接作用の併用により効率的な学習に繋がり、意図した運動の実現と反復により、神経路の再建・強化が期待できます。

➄当施設でできること
1.霧島リハビリテーションセンターや促通反復療法研究所の講習会を受講し、川平和美先生から直接指導を受けたスタッフの施術を受けることができます。

2.電気刺激・振動刺激の併用療法を用いた川平法を受けることができる。
こちらからご覧ください!!!

3.最大120分の充実したマンツーマンのリハビリ対応により、十分な川平法のリハビリを受けることができる。

川平法を受けたい、充実したリハビリを受けたい方!!
まずは期間限定の無料体験にお越しください!!!

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髙草木 信太朗

この記事を書いた人

髙草木 信太朗

理学療法士/脳卒中認定理学療法士

平成25年に理学療法士国家資格を取得。同年から令和4年3月まで群馬県玉村町にある医療法人樹心会角田病院で勤務し、障害者一般病棟・外来リハビリ、回復期リハビリテーション病棟、訪問リハビリなどを経験しながら、主に脳梗塞・脳出血・脊髄損傷・骨折・神経難病の患者様のリハビリに携わる。その間に日本理学療法士協会の認定資格である脳卒中認定理学療法士を取得し、脳卒中後遺症に対するリハビリを中心に学ぶ。令和4年4月からリハビリスタジオ群馬に勤務。