CASE改善事例

常に車椅子での移動から、杖歩行を実現

60

代 / 男性

ご利用者様情報

年代
60代
性別
男性
疾患名
脳出血 左片麻痺
発症からの期間
1年
症状
歩く際に左足が振り出せない。右膝も伸びてこない。
ご利用期間・回数
1回120分 週2回 全16回
リハビリ目標
杖でもいいから歩けるようになりたい。
目次

リハビリの記録

ご利用までの経緯

HPを見て連絡

体験時の状況

平行棒で歩く際に左足が振り出せない。
麻痺側には荷重が乗らず、いい方の足もしっかり伸びてこない。

リハビリ内容

川平法、電気刺激、振動刺激、STEP練習(長下肢・短下肢装具)、体幹トレーニング、MCP+HAL歩行

リハビリの結果

左下肢に体重が乗るようになり、右下肢の膝も伸びるようになりました。体幹機能も向上し、立位バランスの向上も認められました。
歩行時、ご自身の力で左下肢の振り出しも実現。常に車椅子での移動から、T-cane見守りでも歩けるようになり、当初の目標「杖でもいいから歩けるようになりたい」を達成しました。

担当スタッフからのコメント

重度の麻痺と日常性生活での麻痺側の使用頻度低下から、麻痺側の支持性低下を認めていました。また非麻痺側も立位・歩行時には膝関節屈曲となり、機能低下を認めていました。電気刺激を併用した川平法や長下肢装具を使用した立位課題で左側の使用頻度を増やし、支持性向上を図りました。またMCPでの免荷+HALでのアシストの中で歩行練習を行うことにより、麻痺側への荷重だけでなく非麻痺側の機能改善が図れました。
もともとは自宅内でもすべて車椅子移動での生活でしたが、現在は自宅内でT-cane見守りで歩く場面も増え、歩けてうれしいとのお声もいただいています。
今後の目標である「トイレまで1人で歩いていきたい」の実現に向けて、今後もサポートしていきます。
担当者の画像

吉田 光希